またまた、パソコン関連の小難しいネタで申し訳ありませんが、いつか、どこかで、誰かの役に立つかもしれないと思ったので、書いておきます。
先日、友人から連絡があり、こんな相談をされた。
「タイに行ったときに、面白そうな映画のDVDを何枚か買ってきたんだけど、自分の家のDVDデッキで再生しようと思ったら、画面に何も出ない。どうしたらいい?」
それは、映像規格の違いで、日本で売られているDVD再生機では、再生できない。
映像規格には、大きく分けて3つある。
・日本や北米、中南米で採用されている NTSC
・西ヨーロッパなどで使われている PAL
・フランスや旧ソ連圏などで使われている SECAM
ただし、これらは、地上波アナログカラーテレビ放送のための規格であり、動画データであることに変わりは無い。
つまり、パソコンで動画データとして認識することは出来る。
そこで、DVDの映像データを一旦パソコンに取り込み、オーサリングソフトを使ってそのデータを、DVD-RにNTSC方式で書き出してやれば、日本のDVDデッキで再生できるDVDになる。

さて、少々話は変わるが、DVDから動画データを取り出すことをリッピングという。
一般のレンタルショップなどで借りてきたDVDには、コピープロテクトがかかっていて、データが暗号化されているので、そのままではパソコンに取り込むことはできない。
しかし、暗号を解析し、コピープロテクトを外しながら、リッピングするソフトが、ネット上にはいくつも存在する。
そういうソフトを使って、DVDからパソコンに取り込んだ動画データは、iPhone、iPad、ゲーム機など様々なデバイスで再生できる動画形式に変換することが出来る。
圧縮して小さなファイルサイズにした動画をUSBメモリに入れて保存することも出来るし、Youtubeにアップすることもできる。
ただし、もちろん著作権の問題があり、市販の映画などをYoutubeにアップしたり、不特定多数の人がダウンロードできるような環境に置いたりすれば、著作権違反として警告されたり、最悪の場合は逮捕されて賠償金の問題にまで発展することがあるので、充分に注意しなければならない。

コメント
コメント一覧 (1件)
いろいろな問題があるんだと感心する!リッピングソフトは一度インストしてもいいなと思うがそれを使うチャンスが・・と思うと滅多にないのではとおもう。だけど貴重な情報として認識する必要を感じます。